遺産分割でトラブル続出するリスクも!遺言状を残す時の注意点は?
相続は基本的に法定相続人の優先順位で遺産分割される事になります。
優先順位は配偶者が一番高くてその次に両親、兄弟という順位になっています。
優先順位の通りに遺産を分割したければ特に問題ありません。
しかし自分の考えた通りに遺産を分割したい場合は不都合になってしまう事もあるので遺言状を残す人もいます。
遺言状を残せばその通りに遺産分割されますが、書き方の問題があると遺産分割で揉めてしまう事もあるので注意が必要です。
そこで遺言状を残す時にどのような点に注意すればいいのか確認しておきましょう。
目次
遺産の配分が公平になるようにする
相続人が複数人いる時は被相続人との関係が良い人もいればあまり良くない人もいるでしょう。
遺産分割をする時は関係が良かった人ほど多くの渡したいものです。
しかしただ関係が良い人だけ遺産を多くするように遺言状を書いてしまうと間違えなく揉めてしまいます。
関係が良い人に遺産を多くしたい場合でも他の相続人に対してもある程度配慮しなければいけません。
遺言状を書く時は遺産の配分が公平になるようにする事も意識するようにしましょう。
記載漏れをしないようにする
遺言状を書く時はどの相続人にどの遺産を残すのかを記載する事も多いでしょう。
しっかり記載してあれば遺産分割協議をしている時に揉める事はほとんどありません。
しかし記載漏れがあると対象の遺産を相続する権利があるのが誰なのか分からなくなってしまいます。
それで相続人の全員が自分が相続する権利があると主張してもめてしまう事も多いです。
遺言状を残す時は記載漏れがないように注意しなければいけません。
特に遺産を多く残している人は遺言状を書いた後に記載漏れがないかどうか確認するようにしましょう。
相続人の人数をしっかり確認しておく
遺言状を書く前に相続人は何人いるのかを把握していないと不公平な遺産配分になってしまう事もあります。
遺産分割協議をしている時に不公平な遺産配分を主張する人が出てきて揉めてしまう事も多いです。
遺言状を書く時は事前に相続人の人数をしっかり確認しておくようにしましょう。
この記事の監修者
税理士 原 直哉(ハラ ナオヤ)
司法書士、行政書士、ファイナンシャルプランナー(FP)
経歴
相続において専門家のアドバイスが必要な方に対して、必要なサポートを行っている。
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